サリーの収容プロトコル

動画制作の裏話などを書きます

裏話と解説【ゆっくりSCP-Tale紹介】EAT IT!

youtu.be

 

食うか死ぬか

 

サリーです。

本チャンネルでは初めての、Talesの紹介動画になります。

 

動画本編では、お話そのものを楽しんでもらいたかったので

簡単な補足文章を足すことに留め、解説は入れていません。

お話としては分かりやすいものだと思いますが、

物語により深みが増したらいいなあと思って

簡単にではありますが、このブログにて解説させていただきます。

 

そもそもTaleってなに?

最近SCPを知って、私の動画をみてくれている人の中には

そもそもTaleってなに? SCPとは違うの?

そんなことを思った人もいるのではないでしょうか。

Taleというのは直訳すると「おはなし、物語」という意味で

SCP-Taleというのは簡単に言うと

「SCPを題材にした物語」というものになります。

記事だけでは書ききれなかった裏話や、実験記録なんかが書かれていることもあります。

 

なんのSCPの物語なの?

さっき、「SCPの物語」っていったけど

じゃあこのTaleは何のSCPの話なの?

という話になりますよね。

動画内では一切触れられていなかった部分です。

 

今回のこのTaleには、2つのSCPが関わっています。

なんとなく予想はつくと思いますが、

チキンとケーキのSCPがそれぞれいるんです。

 

まずチキンから

チキンのSCPは「ひよこの山とビッグママ」というものになります。

オブジェクトナンバーはSCP-558-JP。

オブジェクトクラスはEuclid

「JP」とあるように日本のオブジェクトなので、

今回動画内でチキンを選んだDクラス職員は、日本に飛ばされていましたね。

 

このSCPは、毎秒30匹以上のひよこが生み出されるSCPで

それらを正しく加工、料理、消費しないと

ビッグママ(巨大なニワトリ)に殺される、というものです。

 

常に生み出し続けるSCPで、それを正しく消費していかなくてはいけない。

まさに使い捨てのDクラスなんかはうってつけなわけです。

動画中盤に出てきた、チキンを踏み潰して上半身が吹っ飛んだ男

彼は、おそらくこのビッグママにやられたのだと思います。

 

こんな怖いSCPいやですよね。

じゃあケーキのほうは?

ケーキのSCPは、チキンのやつよりは少し有名で、

景気のいいケーキ」というものになります。

オブジェクトナンバーはSCP-871

オブジェクトクラスはKeter

 

詳細な数字は省きますが、これも、とにかくいっぱいケーキが出てくる

それを消費しないと人間は地球に居住不可能になる。

という量でごり押ししてくるタイプのSCPです。

味は普通のおいしいケーキで

踏み潰したりしても殺されはしませんが

とにかく量が、チキンの比にはならないくらい多い

 

チキンもケーキも量が多すぎて財団が困っている系のSCPなわけです。

Dクラス職員はそれらを1か月間も連続で食べ続けているわけですね。

なんだかかわいそうですね...

 

 

時間がループしている?

今回のこのTale

恐ろしいのは上記で紹介した2つのSCPについてがメインではありません。

 

このTaleの恐ろしいところは

チキンやケーキを食べているのは1か月どころではないという事。

 

今回の動画についておさらいしましょう。

 

まず、Dクラスは、財団の職員から

「1か月間食べ続けないといけないなら、チキンとケーキどっちがいい?」と聞かれます。

その時彼は、ケーキは視界に入れるのも嫌だといってチキンを選択。

上述したSCPのいる日本に赴きます。

そこで、散々な目にあいながらも、自由になるために1か月間チキンを喰らい続けます。

1か月後にはチキンの事を考えるのも嫌になっていました。

帰りの飛行機で仲間たちと笑い合っているとあることに気が付きます。

「今の季節は冬だけど、俺が財団に誘われたのは夏だった。

1か月しか経ってないはずなのに、おかしくないか?」

そんなことを考えていると、突如頭が重くなり気絶(?)

目が覚めると財団のサイト内にいて、朝食が出されます。

朝食がチキンじゃないことにほっとするDクラス。

でもそこで、

「なんでこんなに自分は、チキンを視界に入れることすら嫌なんだろう」

と考えます。

そんな疑問をよそに、財団職員が一言

「1か月間食べ続けないといけないなら、チキンとケーキどっちがいい?」

 

以上が動画の流れになります。

ここで皆さん

ひとつかんがえてみてください。

この物語で最後に「チキンとケーキどっちがいい?」

と聞かれる場面がありますが

あなたがこのDクラスだったらどっちを選びますか??

 

ケーキですよね。

だってチキンはあなたにとって、視界に入れることすら嫌なのですから。

では、物語の最初に戻り、同じ質問をされるシーンへ

あなたがDクラスだったらどっちを選びますか?

 

チキンですよね。

だってケーキはあなたにとって、視界に入れることすら嫌なのですから。

 

なぜケーキがそんなに嫌いだったのでしょうか。

理由はお分かりだと思います。

 

動画内の時間軸で

チキンかケーキかを選んで、それを1か月食べ続けるということが

このDクラスにとって初めてではないという事です。

 

財団に声をかけられたのが夏。

でも動画の時点で季節は冬だった。

ということは

これまでに少なくとも3~4回同じようなことをしているという事になります。

そして毎回1か月経って終わったころに、記憶処理をされてまたやり直しをさせられる。

ということなのです。

見出しに「時間がループしている」と書きましたが

正確には「記憶処理によって繰り返している」というのが正しいです。

おそらく日本に来て初めて飲んだうまい水

あの中になにか薬剤が混ぜられていたんじゃないですかね

これはあくまで私の想像です。

 

そして、彼はこれからもこれを繰り返すでしょう。

そして、衰弱しきったらあっさりと処分されてしまうでしょう。

だって彼は死刑を待つ犯罪者。

使い捨てのDクラスなのですから。

 

 

まとめ

 いかがでしたでしょうか?

裏話と言いつつも、解説だけになってしまいました。

 

ここからは余談になります。

今回の動画で使わせていただいたBGMは

LISA the painful というゲームの曲なのですが、

意外と知っている人が多くてびっくりしました。

日本ではマイナーなゲームだと思っていました。

 

昔ながらのドット絵のRPGなのですが

究極の2択を迫られたり、救いのない無慈悲なストーリーだったり

世紀末なデザインだったりとすべてが私にドンピシャで

非常に楽しいゲームです。

プレイしたのはもう3年以上前ですが

記憶を消してもう一度やりたいゲームだと思ってます。

値段も低下で1000円以下というお手軽価格なので

みなさんもぜひプレイしてみてください!!

是非LISAについて語り合いたいです。

 

それではまた!