サリーの収容プロトコル

動画制作の裏話などを書きます

裏話【ゆっくりSCP紹介】SCP-964-JP【セカイ系ハンター】

youtu.be

 

この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・名称等は架空であり、

実在のものとは一切関係ありません。

 

 

 

サリーです。

私はフィクションというものが本当に大好きです。

その物語には命があって

キャラクターの熱量を感じることが出来ます。

例え作り物だとしても

キャラクターは生きている。

そんな気がするんです。

 

さて、今回のオブジェクトも

そんな物語の中から出てきた命あるライオンのお話です。

 

このSCPの記事は

前半部分でライオンの危険性を出して

後半部分のインタビューで一気に印象を変えるという感じだったので

その雰囲気を動画にも出したいと思って演出を考えました。

 

プレミア公開で出すことを決めてから

それ用に演出を考えていました。

 

まず最初です

タイトル出しまでにいつもの倍くらいの時間をかけました。

 

大乱闘スマッシュブラザーズの参戦Vみたいに

徐々に何のオブジェクトが分かってくるみたいな演出を少し意識して

 

ペンの音=創作関連

ライオンの鳴き声=ライオン

創作関連+ライオン=セカイ系ハンター?

 

というわかる人ならギリギリ予測できそうな感じにしたつもりです。

コメントでも「ライオン系?」とか

考えてくれてる人がいてよかったです。

 

冒頭のBGMは

アニメ版のジョジョの奇妙な冒険:スターダストクルセイダーズ(第3部)から

「砂の愚者」という曲をお借りしました。

youtu.be

 

砂の能力を使う「イギー」という犬のキャラクターのテーマで

曲の中にもところどころ犬のような声が入っています。

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荒々しく野性的なトラックで気に入っているのですが、

ネコ科のライオンにイメージを合わせるために

ライオンの声をところどころに足しています。

 

 

インタビュー終わりの

「ほら。」

といって画面が真っ暗になるシーン

記事通りなのですが

記事には「ほら。」の下に反転文字で

「THE END」の文字が隠されていたんですね。

 

文字の存在は知っていて演出にも組み込んだつもりでしたが

入れ忘れていましたね...

実はそこが編集ミスだったり。

本当はそこで動画も終わろうかとも考えていたのですが

動画そのものもフィクションであるっていう解説を入れたかったのと

クレジット表記をしたいという観点から

あんな感じに変更しました。

 

ちなみに本家記事では

ページのソースを確認すると「ほら。」の前に

「生き永らえさせてくれ 生き永らえさせてくれ 生き永らえさせてくれ 生き永らえさせてくれ 生き永らえさせてくれ 生き永らえさせてくれ 生き永らえさせてくれ...」

というライオンくんの悲痛な叫びを見ることが出来ます。

今回は音声にかぶせて付け加えましたが

最初は文字で出すアイデア

またバグのように表現するアイデアもありました。

 

動画の最後は

鎖の音とライオンの声と床を叩くような音を追加して

動画が終わるのを止めようと暴れている様子を

表現しようと思ったのですが

コメントでは

サリーが襲われそうになっている

という感じのコメントが多かったので

もうちょっと演出を工夫するべきでしたね。

でもあのライオンからしたら

動画に閉じ込めた張本人の私を殺そうとするのも

当然の事かと思いますので

その解釈も素敵なものであることに変わりありません。

 

最後はBGMとライオンの咆哮をぶつ切り

プツっという効果音も追加して

終わった感を出しました。

なるべく虚無感を引き立たせるように演出したつもりです。

 

今回の動画は全体的に評価が高かった気はするのですが

もう少しいい表現もあったのかなと

このエントリを書いてて思いました。

最近演出のアイデアは結構浮かぶので

そのうち気が向いたらリメイクなどをしてもいいかもしれないですね。

 

最後の方でフィクションのキャラは本当に幸せか

みたいな話をしましたが

それでもきっと幸せだと思いますよ。

創作はいいことです。

 

今回の動画はいろいろ考えさせられる内容だったとおもいますが

記事を読んでいてSCP-964-JPの作者自身も

創作を心から愛しているんだなって思いました。

 

ではでは!